LEGH(分葉状頸管線過形成)ナボット嚢胞の疑いからの再検査の結果。その③

こんにちは。本サイトをごらんいただきありがとうございます。
ここではLEGH(分葉状頸管線過形成)ナボット嚢胞の疑いからの再検査の結果についてかいてあります。
LEGHって何?ナボット嚢胞って何?って方はこちらから先に読んで下さい。
今までの流れをすこしまとめてみます。
2020年9月10日 | 婦人科の先生に筋腫が大きくなっているのでMRIをとっときましょうかといわれる。 |
9月14日 | MRI検査 |
(大した結果もでないだろうとしばらく結果を聞きに行くのに時間がかかりました) | |
10月6日 | 子宮のMRI検査でLEGH(分葉状頸感過形成)・ナボット嚢胞・悪性腺腫の疑いありと診断
大きい病院に紹介状を書くからそちらで詳しく見てもらってくださいと言われる。 |
10月15日 | 紹介状をもって病院へ(仮にF病院としておきます)
MRIの画像を渡して改めて子宮の頸部の組織の検査と腫瘍マーカー検査(癌の血液検査)腺癌のマーカーの検査を受けてきました。 |
ここまでが今までの流れです。
MRI・子宮頚部の組織の検査と腫瘍マーカーの結果
2020年10月23日検査結果がでる日
F病院での検査結果に不安になりながら診察室によばれました。
それにしても、大きい病院って予約をしてても30分は待たされるんですね。、、その間も不安じゃないか〜💦
先生「結果からいうと、持ってきてくれたMRIの画像や子宮頸部の組織検査・腫瘍マーカーもいずれも画像などの専門の先生の診断では積極的に悪いものを疑うような結果ではかえってきてはないです。」
「組織からも悪い所見出てないですし血液検査もあがってないし。ただ、あがってないからって絶対大丈夫ってわけではないんでけど一つの目印になりますよね。」
「MRIも以前とってもらったぶんもみさせてもらって、たしかに嚢胞は多めにあるんですけど悪性腺腫とか悪いものを疑うようなものではないんじゃないかという結果ではかえってきています」
じゃあどうするかっていうと。。。。
「確実な診断をつけるには子宮を取るしかないんですね、全摘」
私「とってみてはじめて良性だった!悪性だったですって感じなんですか?」
先生「そうですね全摘出して病理検査ですね。
今組織の検査やMRIの検査の感じをみていると悪くはなさそうですけど。
ただ、なさそうっていうだけなので、こうゆう病態っていうのは組織をこすってる部分に悪いものが出てないから絶対大丈夫かっていうとそうではなくって、
円錐切除なんかも昔していましたがどうしても(切除部分が)手前側なのでここで大丈夫だから残っている子宮も大丈夫かっていうとそうはいえないので、
「確定の診断をつけるにはたしかに子宮を取る。そのためには手術になりますね。」
やっぱり端切れのわるい診断結果。。。
ちなみに手術は全身麻酔をして1週間くらいの入院。
腹腔鏡での手術が基本ですが、最近ダヴィンチなんてロボットの手術もできるらしくたがいずれも、おへそからカメラ入れて5ミリ〜8ミリ程度の傷がつくくらいであまりめだたないそうです。
腹腔鏡・ダ・ビンチ(ロボット)手術 | 入院1周間 |
傷口・腹腔鏡 | 3箇所(5ミリ〜8ミリ) |
傷口・ダ・ビンチ(ロボット) | 4箇所(5ミリ〜8ミリ) |
麻酔 | 全身麻酔 |
それにしても子宮をとって見ないと結果がわからないって。。。。
子宮全摘手術のリスク
先生「手術もリスクもがあるから(出血や感染や臓器の損傷など)今まで手術の経験は?」
私「ないです」
先生「そうなるとお腹の中が癒着してないとおもうのでね。。。。実際たくさん手術をしていると多臓器損傷などリスクが高いです。麻酔のアレルギーとか手術をすることによっての出血とか感染とか。あと子宮の周りには膀胱などの直腸があるのでそうゆう臓器の損傷があったり…
手術経験がなくてもリスクはあるっていうので手術そのものがデメリット。
メリットとしてはしっかり診断がつくので悪性腺腫でなければ悪くなかったって安心ではありますよね。」
私「手術って子宮だけとるんですか」
先生「卵巣はのこしますね。」
私「生理は?」
先生「こないです。子宮そのものがなくなりますので。卵巣はそのまま残します、卵管は将来の卵巣がんの予防になるので卵管はとっておいたほうがいいので」
あと、この筋腫にかんして圧迫感や腰痛の改善目的ではありませんが実際筋腫に子宮がおされてるっていうのもありますので、本来の目的とは違いますけど(LEGH(分葉状頸管線過形成)ナボット嚢胞、悪性腺腫の疑い)子宮を取ることによって筋腫による腰痛改善の副効果も期待できるかもしれないです。
そうゆうのも選択肢にはありますと。
経過観察への不安
先生「ただ、画像で悪いと所見も出てないし手術も怖いってなってくると半年後くらいに造影剤をつかってMRIをとって、今回と比べてみて変わりがなければ多分大丈夫だねってっていういわゆる経過観察をしていくとか。」
私「でも、先生今もし悪性のものが万が一あったとして半年後にMRIとって様子を見ている間に他に転移してって可能性は」
先生「可能性は0ではないです。が可能性としては低いですが。」
私「それ。。。。どうしたら。。。」
先生「例えば胃でしたら胃カメラのんでそこにあるものを直接採取してそれが大丈夫だったら大丈夫ですねって様子みたりするんですが、どうしても今回の子宮頚部の嚢胞性病変っていうのはなかなか取らなと診断が取らないとつかないんでね。」
私「症例的には?すくないんですか」
先生「かなり少ないですね。〇〇大学の関連病院全部で過去さかのぼったら10年で200いかない症例なんですね。経過観察はもっとたくさんありますが。もし半年が心配なら3ヶ月後に造影剤を使ってもう一度MRIみてみましょうか。全然変わってなかったら大丈夫そうやねっていえますしね。もし悪かったら手術になりますし。
うちの病院は積極的に手術をする病院ではありませんのでね。(いいのか悪いのか。。。💦)
病院によっては取ってはっきりと診断つけましょうって手術をすすめる施設もありますので同じ所見でも方向性のばらつきがありますね。
私「3ヶ月で悪かったら変化するものですか?」
先生「悪かったら3ヶ月でも変化しますね」
結局今の段階ではMRIの画像の先生の所見、腫瘍マーカーなどいづれも大丈夫ってでてるので3ヶ月後にMRIの予約を入れることになりました。
- MRIの画像病理検査共に積極的に悪いものを疑うものはない
- 100%悪いものがないとはいいきれない
- 心配なら手術で子宮の全摘出
- はっきり診断をつけたいなら全摘出(悪性か良性かはっきりとする)
- 3ヶ月の経過観察の後造影剤を投与してMRI検査
筋腫の圧迫腰痛と更年期障害について
私「子宮筋腫が圧迫してるのか腰が異常にいたくて。。。」
先生「そこに関しては。月経は不順になってますか?」
私「ちゃんと来るときもありますし周期が乱れてるのはあります」
先生「それなら、ぼつぼつ閉経も近づいてはくるんで逃げ込み療法っていうので閉経を待つ方法と
意図的に筋腫を小さくする方法がありまして。それは一回のクールが半年。
骨粗鬆症とか骨がもろくなってきたりすることがあるので何年もは使えないんですね。(閉経状態をつくるのでね)
子宮が小さくなるぶん筋腫も小さくなるので、腰痛がなおったら筋腫が悪さしてたって答え合わせができるのでやってみるのは一つの手ですね。」
6ヶ月間月経が止まるので割と更年期障害が出る場合がありますが小さくなった分月経痛とか月経の量とかはなくなるんでね。
私「それは注射か飲み薬とか?」
先生「注射と飲み薬があります。注射は4週間で1回うつのと(保険きいても15000〜17,000円位)
最近でた飲み薬は毎日のむんですが次の月経からとめれます。」
私「生理をとめてからの更年期が怖いんですが。更年期の治療と同時にはむりなんですか?」
先生「最初からエストロゲン(女性ホルモン)を補充しながらというのは好ましくないので、まず月経を止める治療が先になりますね。もし更年期障害がひどければ治療を止めてみてもいいですし。」
それで筋腫が小さくなって腰痛がましになったら、筋腫が悪さしてたってことになりますしね。
整形外科はいかれましたか?ヘルニアとかは?」
私「言われてないです」
先生「でしたら今、いつ閉経するかわからない状態で試してみるのもいいんじゃないですかね。それで腰痛がどうなるかっていうのは試してみるかですよね。逆にそれで筋腫が小さくなって腰痛がマシになってった場合筋腫が悪さしてたってことになりますしね。
いつ閉経になるか何年かかるかわからないって考えて筋腫の圧迫症状と今回の(LEGH、ナボット嚢胞、悪性腺腫の)診断をつけるということで子宮をとる(両方の適応)って両方にたいしていいのかなと思われますが。
LEGHとナボット嚢胞と悪性腺腫の方は3ヶ月後にもう一度MRIをとってみるということで、筋腫にかんしては小さくする治療をはじめるのがいいんじゃないですかね。
……ということでとりあえず造影剤を投与してのMRIは12月に。(悪性であれば大きくなったり変化があるはずだと…)
生理を止める治療「筋腫の圧迫痛」は11月6日に生理がきていたらはじめることになりました。
無理やり生理を止めることに抵抗はありますが、腰痛が少しでも改善されるならということで決めました。
一つ不安はありがたい事に今更年期障害がめだってでてないので、治療をすることによって更年期障害がでてきたらやっかいだなと。
(2020.10.23)
その後
12月15日に造影剤を投与してMRI検査をうけました。
1月8日に結果を聞きに病院へ。
幸いなことに結果は変化なし。(筋腫は注射の効果で少し小さくなっていました)
やはりナボット嚢胞、LEGH、悪性腺腫の区別は子宮を取らないとわからないけど
このまま様子を見て定期的にMRIをとって行く事にしました。
でも万が一今私の中にある「LEGH(良性)」「ナボット嚢胞(良性)」「悪性腺腫」の
どれかのうち「悪性腺腫」だったら
半年や一年後にMRI検査をしてやばいと思ったときには転移ってことになるリスクは覚えておかないといけません。。
正直、子宮全摘出以外に悪性腺腫化どうかを知るすべがないのが歯がゆいです。